介護の基礎知識 <26-2>

介護情報誌ハナさんVol.26 2006年03月掲載 特集26

高齢者の食事 〜 食介護で低栄養を予防しよう 〜 

高齢者の食事バランスガイド食事バランスガイド

 「食事バランスガイド」は、望ましい食生活を具体的な行動に結びつけるものとして、平成17年6月に厚生労働省・農林水産省により策定されました。バランスのよい食事は、一日に必要な栄養素をさまざまな食品からとることが大切です。そこで「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5つのグループに分け、それぞれのグループを「つ(SV=サービング)」という料理を基準とした単位で分けることで、一日にどれだけの量を食べればよいかをわかりやすく示しています。全体が「コマ」の形で、本体は1日の「食事のバランス」、軸は「必要な水分」、コマを回転させるのは「適度な運動」を表現しています。「5つの区分をバランスよく食事に組み込むこと」「十分な水分をとること」「お菓子やジュース、お酒などの嗜好飲料は楽しく適度に」、そして「適度な運動を行うこと」でコマは初めて安定して回転し、健康的な食生活につながります。

 今回は「低栄養を予防する」視点から、高齢者の食事の目安を1,600kcalとして「食事バランスガイド」に当てはめてみました。高齢者の食事は、やわらかい食材を選び、ある程度歯ごたえを感じられる口当たりのよい食形態に調理すると好まれます。噛む力の弱い人には一口大にしたり、つぶしたり、唾液の少ない人にはとろみをつけ口の中でまとまりやすく調整します。飲み込む機能の低下した人には、食材をミキサーにかけ粘度を調整し、のどごしよく仕上げたりゼリー状にします。長年慣れ親しんできた味や食習慣へのこだわりも強いので、嗜好を尊重しながら食べやすく調理しましょう。また、水分やたんぱく質などの食事制限を受けている場合は、主治医の指示に従いましょう。

 

食事バランスガイド成人

 

食事バランスガイド高齢者

 

食事バランスガイド献立例

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