介護保険制度<6> かしこい介護保険の使い方3

ホームヘルパーは介護の専門家

 介護保険制度が施行されて半年が過ぎましたが、「他人を家のなかに入れたくない」「介護は家族の問題だ」などの理由で、サービスを受けることをためらっている家庭も少なくないようです。しかし、その状態は要介護者にとって本当によい状態でしょうか?

 人間の機能は、使わなければどんどん低下してしまいます。「寝たきり」老人は、実は家族の都合や思い込みで「寝かせたきり」老人であることが多いのです。本人のできること、家族のすべきことをきちんと整理して、ホームヘルプサービスをはじめ、受けられる介護サービスを適切にとり入れましょう。

 ホームヘルパーは、生活障害を抱えた高齢者(障害者)を対象に、自立を支援する助っ人です。介護という専門の知識と技術を生かし、本人ができないことを手助けしたり、本人ができるように促していく援助をしてくれます。

 介護保険は要介護認定を受け、その必要度に応じて受けられるサービスの量が決まります。ですから、なんでもかんでもホームヘルパーに頼むわけにはいきません。例えば、同居している家族の洗濯や庭の草むしりなどはサービスの対象外です。介護保険は、生活のすべてを支えてくれる制度ではなく、生活に障害を抱えた一人ひとりに、社会が最低限のサービスを保証してくれる制度なのです。

 介護を家族だけで抱え込まずに、ホームヘルパーなどの介護の専門家の力を借りて、より快適でより自立した生活を目指しましょう。



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