
住民参加による福祉活動を推進するため、全国社会福祉協議会が打ち出したのが「ふれあい・いきいきサロン」です。府中市でも府中市社会福祉協議会が中心となって、介護保険制度がスタートした際の横だしサービス*として、昨年からスタートしました。市内20の地区社協のうち、本年度は14地区が活動しています。
わずか2年目で7割の地域で活動が開始できたのは、昭和40年代に始まった老人会の存在、日頃からの民生委員と福祉委員の連携、子どもから地元企業までの幅広いボランティアの協力体制などの基盤があったからです。活動内容はそれぞれの地区の自主性に任されているので、毎週活動している活発な地域もあります。また、特別に大掛かりな施設を造るのではなく、夜は使われているが、昼間は空いている公民館などを有効利用しています。
現在、市からそれぞれの「ふれあい・いきいきサロン」に、年間10万円の補助金が出されています。介護が必要になる前に、予防対策をしっかりとろうという考え方からです。府中市社会福祉協議会では、必要に応じて医師や講師を招いたり、職員自らが指導に出向いたりしています。ま
た、参考となる資料や情報を積極的に集め、利用しやすいよう工夫しながら住民に提供しています。健康な人のための施策や福祉予算をしっかり確保し、介護が必要になったときでも、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域に根ざした活動を展開中です。
*横だしサービス…介護保険で利用できるサービス以外に、「配食サービス」「移送サービス」「家族に対する介護指導」など市区町村が独自に実施するサービス。